16日の日経平均株価は、中国市場のもたつきや円の下げ渋り、FOMCの結果見たさの様子見などで、前日比145円12銭高の1万8171円60銭と続伸したが、引けにかけてやや持ち直したものの、前場終値には届かず、総じて上値の重い展開となった。東証1部の出来高は18億8823万株、売買代金は2兆1520億円。騰落銘柄数は値上がり1032銘柄、値下がり728銘柄、変わらず138銘柄。市場は、8月の訪日外客数は好調だったが、下支え要因にはなっても、相場を引っ張り上げるほどのインパクトはなかった。日経平均の日中値幅は縮小しつつあり、9日の日足大陽線形成後は三角もちあいとなり、どちらかに振れそうなイメージだ。要はFOMCの結果次第と先行きを図りかねているようだ。


16日の東京外国為替市場のドル円相場は、FOMCを控えて様子見ムードが強い中、終盤にかけても1ドル=120円台前半でもみ合った。午後5時現在、120円25~25銭と前日比66銭のドル安・円高だった。始まりは、120円30~40銭台で取引されたドル円は、日経平均株価が上げ幅を縮小すると軟化に転じ、午後も株価の上値の重さなどを眺めてじり安で推移した。120円10銭近辺では買い戻しが入った上、対ユーロでのドル買いが波及して終盤は一時強含んだが、120円40銭付近では再び上値が重くなった。FOMCを控えて様子見ムードが強い展開となったが、ここ最近の高値と安値の間で居心地が良い水準とも言う。今夜発表の米消費者物価についてはFOMCがあるため影響は限定的だそうだ。


今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大幅高で引けている。これも買い得感からだろうか。でもうまく短期で売り買いしないと中長期的な展望はなかなか難しいだろう。


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