15日の日経平均株価は、続落を受けて買いが先行したが、日銀政策決定会合で金融政策の現状維持が決まったことから円が強含み、急速に下げ幅を縮小して、前日比60円78銭高の1万8026円48銭と小幅反発だった。東証1部の出来高は20億8033万株。売買代金は2兆3026億円。騰落銘柄数は値上がり924銘柄、値下がり850銘柄、変わらず123銘柄。市場は、日銀の決定会合は、市場の大方の予想通り現状維持となった。一部に追加加緩和観測があったため後場寄りの売りにつながったが、売り一巡後は買い戻しが入った。決定会合を通過し、次はFOMC待ちとなる。日米ともに方向感が出るのはFOMC後とみているが、FOMCの結果が出るまでは経済指標を受けた米国市場動向にらみの神経質な展開となると言う。


15日の東京外国為替市場のドル円相場は、黒田日銀総裁の会見で追加緩和の手がかりが示されなかったことから失望売りなどが出て、一段安となった。午後5時現在は、1ドル=119円59~60銭と前日比57銭のドル安・円高だった。始まりは、120円30銭前後で取引された。午前は、日経平均株価の堅調推移を材料に120円60銭台に上昇。正午ごろには日銀が金融政策の現状維持を決め、追加緩和がなかったことから失望売りが出て120円20銭台を割った。午後は、株価が上げ幅を縮小したことで120円を割った。その後、一時、押し目買いが入ったものの、黒田日銀総裁の会見で、追加緩和の手がかりがなかったことから売りが出て、119円55銭前後まで下落した。その後は下げ渋ったものの、上海株の下落や決め手を欠いた黒田総裁の発言が意識され、戻りは鈍かった。黒田日銀総裁会見中のドル円の下落について、前週の山本幸三衆院議員の追加緩和に関する発言を受け、欧州勢の思惑も強まっていたのだろうと言う。ドル円は3日連続で上値と下値を切り下げており、短期的なトレンドが下押しされていることから、今夜の米小売売上高の注目度が高まっているようだ。


今日のトヨタは大幅高、業績好調が好感されたようだ。三菱重工は大きく値を下げて引けている。コマツも同様のようだ。三菱重工は特に悪いと言うこともないようだが、どうしたのだろうか。


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