沖縄防衛局は12日早朝、名護市辺野古の新基地建設に向けた海上作業を再開した。8月10日以降、県と政府の集中協議のため、中断していた。翁長雄志知事は週明けの14日に辺野古沿岸の埋め立て承認取り消しを表明する方針で、行政手続法の聴聞に準じた意見聴取を防衛局に対し、実施する見通し。県と政府の攻防は最大のヤマ場を迎えた。
12日午前6時40分ごろ、キャンプ・シュワブ沿岸で、作業員が小型船や海上保安庁のゴムボートをクレーンでつり上げ、海上に配置する作業が確認された。同7時50分ごろには、オレンジ色のフロートをクレーンで海に運び出した。
臨時制限区域を示すためのフロートを整え、ボーリング調査の準備を進めている。作業を阻止しようと、反対する住民のカヌー10艇が現場海域に近づき、緊迫している。
キャンプ・シュワブのゲート前には午前7時までに約70人が集まり、「埋め立て許さん」と作業反対の声を上げた。1997年の名護市民投票から建設反対の声を上げ続ける女性(68)は「沖縄がどれだけ工事に抗議しても民意が無視される。沖縄の痛みを理解する気が全くない」と憤った。
集中協議は1カ月間で計5回開かれ、互いの主張は平行線のまま今月9日に「決裂」。菅義偉官房長官は作業の再開を通知。翁長知事は「あらゆる手法で阻止する」と宣言していた。防衛局は残り5地点のボーリング調査を実施し、県との事前協議を終えた後、本格的な埋め立て工事に着手するとしている。
「米軍によって強制的に土地を収用された時からの沖縄の飢餓の魂が原点だ」などともうほとんど宗教戦争の様相を帯びてきた辺野古問題だが、要するに反対すべき現実的かつ具体的な理由がないということか。それとも海の向こうの宗主国様のご意向だろうか。まずは危険と言われている普天間の除去、そして必要がなくなれば辺野古も除去すればいい。自然が破壊されるなどと言うが、大丈夫、自然は強かだ。人間が手を入れなくなれば100年もすればそこに人工物があったとは想像も出来ないくらい自然は復活するだろう。温暖化も同様、滅びるのは地球ではなく人間だ。人間が滅んでいなくなれば自然はあるべき姿を取り戻す。辺野古移設には現実的な議論が必要なんだろうと思うが、・・・。
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