11日の日経平均株価は、売り先行で推移し、買いも入ったがプラス圏に押し上げる勢いはなく、前日比35円40銭安の1万8264円22銭と小幅続落して取引を終了した。東証1部の出来高は28億1507万株で、売買代金は3兆4716億円。騰落銘柄数は値上がり1267銘柄、値下がり547銘柄、変わらず83銘柄だった。市場は、14日からの日銀金融政策決定会合や現地16日からのFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えていることから、通常の週末のように、模様眺め気分が広がったようだと言う。


11日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、対ユーロで週末の調整的なドル売りが波及したことなどで軟化した。午後5時現在は、1ドル=120円55~56銭と前日比32銭のドル安・円高だった。始まりは、概ね120円60台銭で取引された。午前は、日経平均株価の上昇を受けて121円近辺に迫ったが、株価がマイナス圏に沈んだことで軟化した。午後も軟調な日経平均を眺めて売りが出て120円70銭台に下落。午後3時半過ぎには、ユーロ円の下落につられる形でドルに対しても円が買われ、120円60銭近辺に下落。押し目買いが入った後、ユーロドルの上昇などを受けてドルが円に対しても売られ、午後4時半ごろには120円30銭台まで下げた。終盤のドル売りについて市場関係者は、中国の小売売上高やFOMCを前にドル買いポジションを手じまう動きが出たと言う。基本的には様子見ムードが強いものの、今晩の米国のPPIやミシガン大学消費者信頼感指数などで若干のアクションがあるかもしれないと期待を匂わせる。


市場の下げ幅はさほど大きくなかったが、今日はトヨタ、三菱重工、コマツともにかなり大きく値を下げている。中国経済への懸念はやや落ち着いて来たと言うが、まだまだ先は不透明だろう。


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