8日の日経平均株価は、欧州株高を好感して買いが入ったが、その後は米国の利上げや中国株式に対する警戒感から売りが先行して先物にも売りが出るなどマイナス方向に向かい、前日比433円39銭安の1万7427円08銭と大幅反落。終値ベースで2月3日以来約7カ月ぶりの安値水準となった。東証1部の出来高は22億3477万株、売買代金は2兆2741億円。騰落銘柄数は値上がり246銘柄、値下がり1582銘柄、変わらず69銘柄。市場は、来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)に向けたリスク回避の動きが続き、ディフェンシブ株の売りが目立った。中国の8月貿易統計が拍車をかけた。午後2時発表の8月景気ウオッチャー調査が低調だったことも、不安心理を高めたとみられる。明日、明後日は、週末のSQ(特別清算指数)算出を前にしておりブレやすいと言う。



8日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、全般的なクロス円の上昇がドル円にも波及し、上昇した。午後5時現在は、1ドル=120円15~16銭と前日比86銭のドル高・円安だった。始まりは、119円20~30銭前後で取引された。午前は、日経平均株価の高寄りを眺めて119円50銭近辺まで上昇。株価がマイナス圏に沈むと、ドル円も119円15銭前後に軟化した。午後は、日経平均の下げ幅拡大につられていったん119円を割り込んだ。売り一巡後は、下げ渋った。終盤に入ると、午前中の高値を超えて120円台に上昇、上海株の戻りと、全般的にクロス円相場が上昇した影響ではないかと言う。欧州株が続伸して始まると、さらに買われ、120円20銭台まで上昇した。この日は、日本の4~6月期GDP改定値、中国の貿易収支が発表されたが、いずれも良好とは言えず、リスク回避ムードを強め、ドル売り・円買いが優勢な時間が続いた。ただ、終盤になるとドル円は反転。ポンド円が急上昇した。三井住友海上の買収に絡む思惑もあったのかもしれないとも言われる。


今日のトヨタは小幅な下げ、逆に三菱重工と小松はそれなりに上げている。三菱重工はさすがに底なのだろうか。今後当分の間は相場は上げ下げを繰り返すだろうが、いずれにしても中国経済はダメだろう。いつどの程度こけるかが問題だが、上がり続ける経済などあり得ないので中国も凹んだ経済を安定成長に持っていく努力をすべきだろう。軍事パレードなどやっている場合じゃないんだがねえ、・・・。


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