4日の日経平均株価は、円高や先行き不安で様子見気分が強く、買いが薄いために安値を止めることが出来ず、前日比390円23銭安の1万7792円16銭と大幅反落。全面安商状となり、終値での1万7800円割れは2月10日(1万7652円68銭)以来約7カ月ぶりの安値水準となる。東証1部の出来高は26億5258万株、売買代金は2兆6941億円。騰落銘柄数は値上がり154銘柄、値下がり1699銘柄、変わらず42銘柄。市場は、米雇用統計や連休明けとなる来週の中国株への警戒感もあろうが、オプション取引に絡んだ先物ヘッジ売りがかさみ、さらに売りを呼ぶ動きだ。買いが少ないなか、先物の需給だけで振らされている。11日のSQ(特別清算指数)通過で需給がはけるまでは、ボラティリティ(変動率)の高い相場が続くだろうと処置なしのようだ。
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の大幅な下げで売りが強まり下落した。午後5時現在、1ドル=119円23~23銭と前日比1円15銭の大幅ドル安・円高だった。ドル円は早朝、120円10前後で取引された。午前9時すぎに高寄りした日経平均がマイナス圏に沈んだのを眺めてドル円も売り込まれた。株価は午後も下がり続け、ドル円もつられる形で119円10銭近辺まで値を下げた。その後は下げ渋ったものの株安が意識され、戻り鈍く推移。終盤は、欧州勢による株安の蒸し返しなどでやや売りが出た。その後は119円30銭近辺でもみ合った。ドル円は、今夜の米雇用統計を前に様子見ムードが強く、調整的な売り買いにとどまる展開が予想されたが、株価が先物主導で大幅下落し、ドル円も売られた。投機筋がアルゴリズム解析などを駆使し、機械的に売りを仕掛けたのではないかと見る向きもあるようだ。また、米雇用統計の結果次第では9月の米利上げの可能性が残るものの、これだけ荒い株の値動きを見れば、心理的に慎重になる。上昇しても121円くらいまでではないかとも言う。
今日はトヨタが大きく下げた。やはり円高は鬼門のようだ。三菱重工とコマツもトヨタほどではないが、下げ幅が大きい。年内まではまだしばらくあるが、どの程度まで下げるだろうか。中国次第だが、中国がこけた時にどの程度で底を打つだろうか。あと5千円ほども下げるだろうか。あるいはもっとで1万円割れもあり得るか。
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