28日の日経平均株価は、中国市場が堅調に推移したことなどから先物に買いが入り、前日比561円88銭高の1万9136円32銭と大幅に3日続伸。全面高となり、終値での1万9100円台は21日(1万9435円83銭)以来1週間ぶりの高値水準となる。東証1部の出来高は29億5977万株、売買代金は3兆941億円。騰落銘柄数は値上がり1822銘柄、値下がり61銘柄、変わらず11銘柄。市場は、日経平均は200日線(1万9042円)を回復し、順調な戻りだ。8月の11日取引時間中高値から26日瞬間安値までの半値戻し(1万9330円)や、直近の『マド』(21日安値1万9435円-週明け24日高値1万9154円)埋めが意識されるが、9月メジャーSQ(特別清算指数)算出(9月11日)までは先物絡みで不安定な相場が続くとみているとやや警戒感をにじませている。


28日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、ユーロドルの買い戻しがドル円にも波及し軟化した。午後5時現在は、1ドル=120円76~77銭と前日比36銭のドル高・円安だった。始まりは、121円前後で推移。午前は日経平均株価の大幅上昇を眺めて121円30銭近辺に上昇。買い一巡後は売りが先行し、午後1時ごろに120円85銭前後で下げ渋り、その後はじり高となった。午後3時すぎまでドル買いは続き、121円20銭近辺に上昇した。買い一巡後は利益確定の売りが出たほか、欧州株が軟調となる中ユーロドルの買い戻しがドル円にも波及、終盤は120円80銭を割り込んだ。日経平均は大幅上昇したものの、ドル円は週末の米ジャクソンホールでのフィッシャーFRB副議長の講演を控え、小幅な値動きにとどまった。4~6月期の米実質GDPが上方修正され、米国の9月利上げ観測が再燃している一方、この状況で9月利上げは難しいのではないかと見る向きもあるようだ。


今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を上げて引けたようだ。トヨタは7千円台を、コマツは2千円台をそれぞれ回復したようだ。三菱重工も6百円台まであと一息だ。しかし、まだまだ喜ぶのは早いだろう。波乱はまだまだ続く。


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