海上保安庁は26日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺など領海警備強化に向け、新型ジェット機や巡視船の整備費など関連予算として、前年度当初の約1・4倍に当たる約509億円を盛り込んだ平成28年度予算の概算要求を発表した。昨秋に小笠原諸島周辺で外国漁船による赤サンゴの密漁が活発化したことを受け、全国の離島や遠方海域でも監視体制を強化する。

 

尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国公船や外国漁船に対応するため、沖縄県・宮古島に近い伊良部島に警備能力を強化した巡視船9隻と人員約200人を配備する方針。新型ジェット機3機による24時間監視体制の構築も推進。また、宮古島海上保安署を海上保安部に格上げする。

 

離島や遠方海域対策として、鹿児島県・種子島に海上保安署を新設するほか、小笠原海上保安署の職員を増員。本庁には外国漁船対策に特化した「外国人漁業対策室」を設置する。全国各地の老朽化した巡視船を順次、新型に更新し、自然災害への対応強化も図る。

 

また、アジア諸国から将来の海上保安機関の幹部候補を研修生として受け入れる施策を強化。人材育成を図るとともに、法の支配に基づく海洋秩序維持の重要性を共有する。中国による海洋進出の活発化を念頭に置いた施策とみられる。

 

また、東京五輪でのテロ警戒のため、東京湾の海底地形を詳細に調査する測量船を導入する。要求総額は27年度当初比9%増の約2042億円。


海洋国家日本の海上警備の予算が、神奈川県警の年間予算とほぼ等しく、人員は愛知県警と同じ、これで良いのかねえ。警視庁並みとは言わないが、せめて人員は大阪府警と同じ程度の2万、予算は4千億円くらい使っても良いんじゃないか。いっそ警視庁並みの人員4万6千、年間予算6千億円くらいでもいいと思うが、・・・。中国の大型巡視船に体当たりされても負けない船を作らないと、・・・。


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