中国の大手ポータルサイト「新浪網」はこのほど、中国は「第6世代戦闘機」に対する考慮があまりにも欠落していると論ずる記事を掲載した。
中国は「第5世代ジェット戦闘機(第5世代戦闘機)」と呼ばれることが多い「J-20(殲-20)」や「J-31(殲-31)」の開発を続けている。、「J-20」の場合、エンジン開発の問題が解決されれば、2020年ごろには配備を始められるのではないかなどと、大きな関心が寄せられている。
米国の5世代戦闘機の場合、「F-22」の就役は2005年だった。「F-35」はタイプによって異なるが、早いものは2015年内にも運用が始まるとされる。
中国では「J-20」などについて、「F-22」よりも10年以上遅れて登場する戦闘機なので、「電子機器などについては上を行く」などの主張も出ている。
しかし「新浪網」は、米国はすでに「次の戦闘機」の構想を練りつつあると指摘。中国は「第6世代戦闘機」に対する考慮があまりにも欠落していると批判した。
記事は米国の「第6世代戦闘機」について、情報通信技術の迅速な向上に伴い、各瞬間の状況における飛行制御技術や火力制御技術にも大きな進展があると予測。戦闘機の「スマート化」が更に進化するとの考えを示した。
さらに、飛行の安定性や信頼性、寿命、故障予測性などについても、高いレベルが求められることになると論じた。
記事は米国の次世代戦闘機の試作機製造について、2016年には企業の選定が行われるだろうとの見方を示し、中国も第6世代戦闘機の開発に向けた技術的基盤の確立に努めるべきと主張した。
これはまさにそのとおりで的を得た評価だろう。中国のJ-20がどの程度の戦闘機か分からないが、F‐22以上と言うことはあり得ないだろう。そうすると米国と中国との格差は15年から20年程度と言うことになる。技術格差は1世代は開いている。しかし、最近は戦闘機の開発には巨額の費用がかかることから米国でも次世代はまだ先の話だろう。エンジンの開発に大きな進歩があったというが、中国の言うことはどこまで本当か分からない。そしてこれは日本にも言えることだろう。ATD-Xはまもなく初飛行を行なうようだが、F-3の開発に進むとしてもエンジンは開発に大きなネックになるだろう。中国の特技は金とパクリだが、経済が怪しいので今後どうなることやら、・・・。
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