中国メディア・環球網は18日、米軍機が無敵の時代は終わりを告げ、同国の第5世代戦闘機「F-35」が中国やロシアの戦闘機に対抗できない状況であるとする、ロシアメディア・スプートニクの報道を伝えた。
記事は、西側の一部専門家が「米国防省による最新モデルで製造コスト最大のプロジェクトである、ロッキード・マーチン社が設計した第5世代戦闘機・F-35統合打撃戦闘機(JSF)がロシアの戦闘機にも、中国の戦闘機にも対抗できない」との認識を示したと紹介。そして、米国の軍事情報サイト「War is Boring」の軍事ウォッチャーが「かつて1対1の戦闘では無敵を誇ってきた米軍機が、今後数十年の間はロシアや中国の後塵を拝することになる」とし、「主な欠陥を克服した改良版F-35」でなければ中ロ両国の戦闘機の相手にはならないと論じたことを伝えた。
また、オーストラリアの国会議員が現地紙に寄稿したコラムのなかで「F-35は近代化されたレーダーやセンサーを配備しているが、機動性において40年あまり前に開発された第4世代のF-16戦闘機に及ばない点が主要な欠陥だ」とし、近距離の戦闘では数十年前の戦闘機にすらかなわないと評したことを紹介した。さらには、「F-16」の開発者Pierre Sprey氏も「悲しいことにF-35は“骨董品”である『MiG-21』戦闘機によって粉砕される。近距離での戦闘ではさらに、ソ連の第4世代機である『Su-27』、『MiG-29』にも抵抗できない」と断じたことを挙げた。
記事はこのほか、専門家たちがF-35の製造コストが高すぎることも指摘していると紹介。F-35の製造に費やされる金額は1000億米ドル(約12兆4000億円)に上り、欧州の「ユーロファイタータイフーン」戦闘機が約740機も購入できるとの見方もあると伝えた。
F35は確かに機動性は良くないようだ。姿を見てもF16などの第4世代戦闘機のほうがスマートだ。米空軍は、「いいんだよ、今時一騎打ちなど時代遅れだ。視程外で撃墜するから接近戦などあり得ないじゃん」と言う。F22もF15などに圧勝しているのでそれも確かに一理あるだろう。でも戦闘では何が起きるかわからないからねえ。ベトナム戦争でもF105などM2級戦闘機がMIG15、17と言った旧式機にばたばた落とされたし、・・・。日本もF35を導入するが、日本の場合、制空がメインになるので視程外、近接、全ての局面において圧倒的な強さを持った戦闘機じゃないと困るじゃないか。やはりステルスキラーF3に期待だろうか。中国はともかく、ロシアはそれなりの技術レベルを有しているので接近戦も強い戦闘機でないと困るだろう。
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