米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)は18日、女性の性欲を高めるために開発された初の薬剤を認可した。この薬剤は「女性用バイアグラ」とも呼ばれているが、商標名「Addyi」で知られている。
「フリバンセリン(Flibanserin)」の名前でも知られるこの薬剤を製造したのは、ノースカロライナ(North Carolina)州の製薬会社スプラウト・ファーマシューティカルズ(Sprout Pharmaceuticals)で、性欲が減退した閉経前の女性のために開発された。
「薬剤認可により、性欲減退に悩んでいる女性たちに認可を受けた治療法の選択肢を提供できる」と、FDA医薬品評価研究センター(Center for Drug Evaluation and Research)のジャネット・ウッドコック(Janet Woodcock)氏は述べている。
FDAがAddyiを認可したのは、特に「後天性・広汎性の性的欲求低下障害(HSDD)」として知られる症状を改善するためだと、FDAは声明で述べている。HSDDは、それまで性欲があった女性が発症した場合、ストレスやパートナーとの関係での問題が生じることもある。
今回、認可された薬剤は、アルコールとの併用は厳禁で、許可を受けた薬局でしか入手できない。アルコールと一緒に服薬すると、失神や極度の低血圧など深刻な相互作用を起こす恐れがあるという。
何事にも実行が重んじられる米国ではバイアグラの他にも男性用に様々な挿入補助具が販売されていると言う。今回は女性用性欲増進剤のようだが、「愛していると言うなら行為で示せ」の米国は男にとっても女にとってもある意味大変な社会なのかもしれない。ところでバイアグラを飲み過ぎて元に戻らなくなり浮気がばれた御仁もいたが、あれは海綿体の血管を拡張する酵素で栄養剤とは違うので処方を守らないと元に戻らなくなってとんでもないことになる。血流が滞って組織が壊死して切断せざるを得なくなった人もいるという。量を飲めばいいというものではない。決して飲み過ぎてはいけない。
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