2015年8月7日、関係者によると、日本政府は、南シナ海で中国との緊張が続くフィリピンに、海上自衛隊小型プロペラ練習機「TC90」(5人乗り)の供与を検討している。
TC90のベース機はキングエアC-90で、アメリカ・ビーチクラフト社製の小型プロペラ機。ロングセラー機として、76カ国で使用されている。
フィリピンは、中国の潜水艦をけん制する目的で、対潜哨戒機「P3C」に高い興味を示しているが、P3Cを運用しデータを解析するには、高度な技術を必要とするため、まずTC90にレーダーを搭載し偵察機として、海上を航行する中国軍艦艇の監視から始める可能性が高い。
南シナ海で岩礁を埋め立て、軍事拠点化を急ぐ中国に対して、日本は警戒を強める周辺各国に海洋安全保障の能力向上支援で対応していく方針だ。
フィリピンはP3Cに執着のようだが、いきなり高度な哨戒機を運用するのは無理だろう。このTC90でも部品の供給や整備をきちんとやって運用を継続できるのだろうか。すぐに共食いを始めてみんな動かなくなってしまう恐れもあると思うが、・・・。それとも中国機に体当たりされてしまうだろうか。
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