5日の日経平均株価は、買いが先行した後に利益確定で値を下げ、最終的に盛り返したが、戻りは限定されて、前日比93円70銭高の2万614円06銭と3日ぶりに反発。終値での2万600円台は7月23日(2万683円95銭)以来9営業日ぶり。東証1部の出来高は25億8408万株、売買代金は3兆1905億円。騰落銘柄数は値上がり1072銘柄、値下がり687銘柄、変わらず130銘柄。市場は、動き自体は強いが、一部年金買い観測を除けば、腰の入った買いではないようだ。買い戻しが中心となれば継続性はなく、明日は上値を抑えられる可能性があると冴えないようだ。
5日の東京外国為替市場のドル円相場は、今夜のADP全米雇用報告などを待つ姿勢が強く、終盤にかけても1ドル=124円台前半で小動きが続いた。午後5時現在、124円40~40銭と前日比55銭のドル高・円安だった。始まりは、124円20~30銭台で取引されたが、仲値後に日経平均株価が切り返すとドル買いに一時124円半ばまで強含んだ。ただ上値は重く、午後の値動きは124円30~45銭の狭いレンジにとどまったという。前日にロックハート米アトランタ連銀総裁が、9月の利上げが適切と米紙インタビューで述べたことが、引き続きドル円の支援要因になっていると言う。もっとも、今夜のADP全米雇用報告や週末の米雇用統計の内容を見極めた上で9月利上げの可能性を判断したいとのムードが強いようで、上値として意識される124円50銭を試すには至らなかったようだ。
今日のトヨタは大きく下げて引けている。7,900円台なら反発狙いの買いのいいかも知れない。三菱重工はやや小幅な下げ、コマツだけが大きく上げているが、中国はIMFが国際基準通貨の登録を延期するなど相変わらず危なさが付きまとう。
日本ブログ村へ(↓)