前回、ツーリングに行った際にお寺の参道の石畳でバイクをコカして手ひどい傷を負わせてしまった。修理には14万かかると言われ、その程度なら全面交換でも良かったのだが、バイクに申し訳ないので自分で修理してやろうと思ってあれこれ道具を買い込んで修理をした。


これまで長年四輪では修理はディーラー任せで自分でやったことはなかったのだが、今回は板金塗装までして頑張った。特にカウルの傷はかなり目立つのでこれだけは何とかしたいと思い、気合を入れたが、結果は前回の記事で紹介したとおり、結構何とかなったようだ。


まあ所詮は素人修理だし、近くばよって目にも見れば修理の痕跡は明らかなのだが、それでも一見したくらいでは分からない程度まで回復した。


今回こんなことをしたのはディスカバリーチャンネルでやっている「クラシックカーディーラーズ」と言う番組の影響があるのかもしれない。この番組は中古車を安く買ってきて再生して販売するのだが、その修理の過程がなかなか興味深い。


やっているのはもちろんプロの修理屋さんなので工場から油圧ジャッキ、その他もろもろの機械や道具を持っている。手に負えないところは専門業者に委託しているが、なかなかうまく修理して車を再生している。


ボディの凹みを修正するのに小さいプラグを凹んだところに何個も溶接して引っ張り出すような高度なものもあるが、パテを使った修正も結構やっている。最後は人の手で細かい修正を加えるのがコツと言うことで、これも焦らずにじっくり時間をかけてやればそう難しくはなさそうだと思い、自分でやってみることにした。


パテ修正は、パテを盛り過ぎないこと、完全に乾燥させてから全体のラインを見ながらしっかりと削り込むこと、この2点に尽きる。それでやすりや#320から2000までの耐水ペーパーを買い込み、元のラインを見ながら丁寧に削って行った。周囲の塗装も削ってしまうが、これはどうせ塗りなおすのだからやむを得ない。しかし、周囲の無傷の部分を削るのはなかなか勇気がいるが、・・・。


そんなわけでそれなりの道具と時間があればバイクの修理も結構出来るんじゃないかと思うようになった。電動グラインダーとかカッター、そしてスプレーガンなどなど、・・。実家が無人で空いていて売りに出してもなかなか売れないのでそこに小さい工房でも作って底にバイクと一緒に住んでバイクいじりでもしようかなどととんでもないことを考えている今日この頃ではある。


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