31日の日経平均株価は、利益確定など売り気分もあったようだが、好業種などに買いが集まり、前日比62円41銭高の2万585円24銭と続伸し、高値引け。TOPIX(東証株価指数)も高値引けとなり、1659.52ポイント(前日比12.31ポイント高)と3日続伸した。東証1部の出来高は25億7185万株、売買代金は3兆171億円。騰落銘柄数は値上がり1235銘柄、値下がり540銘柄、変わらず114銘柄。市場は、週末要因に伴うポジション調整売りの動きもあるが、一方で月末ドレッシング(お化粧)買い期待もあるようだ。ただ、下がれば買い、上がれば売りのレベル感であり、積極性に乏しいと言う。
31日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、じり高。今晩発表される米労働関連指標が米早期利上げへの期待を高める内容となるとの見方からドル買い・円売りが優勢となった。午後5時現在は、1ドル=124円21~21銭と前日比07銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、124円10銭台で取引された。午前中は輸出業者がドル売りを出したようで124円を割ったが、安寄りした日経平均株価の持ち直しにつられて強含んだ。午後は、小じっかりとなった株価を材料に124円05銭近辺まで買われた。欧州勢が参入する終盤はじり高となり、124円30銭近辺に上昇した。夜に発表される米雇用コスト指数が米早期利上げを確認させる内容になると期待したドル買いではないかとの見方があった。ユーロ売り・ドル買いが強まったこともドル円上昇を手伝ったが、その後は伸び悩んだ。終盤は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円がほぼ同時に上昇する場面も見られた。欧州勢の月末のフローではないかと言うが、ポンドが売られている影響もあるのかもしれないとも言う。
今日はトヨタはしっかりと値を上げているようだ。三菱重工は小幅な下落で引けている。コマツは何とか値を上げて引けたようだ。今後は中国の動向は要注意だろう。今は何とか政府が支えているが、草々何時までも政府が株価をいじれないだろう。いずれは崩壊するだろうが、それが大クラッシュになるのか、ある程度の軟着陸になるのか、その辺が問題だろう。政治的には大クラッシュが良いのだが、経済的にはそうはいかないだろう。
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