27日の日経平均株価は、円がやや強かったことや中国株が下げたことなどが嫌気され、それに先物への売りなどが重なって、前週末比194円43銭安の2万350円10銭と大幅続落。終値での2万400円割れは今月14日(2万385円33銭)以来。東証1部の出来高は18億8805万株、売買代金は2兆2330億円。騰落銘柄数は値上がり219銘柄、値下がり1606銘柄、変わらず66銘柄。市場は、中国株の下げがきつく、引きずられた。米決算の雲行きが怪しくなるなか、国内決算は悪くないが、指数を押し上げるほどの力もない。2万円に近付けば買いも入ってこようが、上値の重い展開が続きそうだと言う。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、ドル売り・ユーロ買いが強まったことに圧迫され、軟調となった。午後5時現在は、1ドル=123円28~29銭と前週末比63銭のドル安・円高だった。始まりは、123円80銭前後で推移。午前は日経平均株価の軟調を受けて売りが出て、123円50銭を割り込んだ。正午前後の調整売りで、123円40銭近辺まで下落したが、押し目買いが入って下げ渋った。終盤は午後3時すぎにドル売りがやや強まって123円40銭前後に軟化。売り一巡後は買い戻されたが、上海株の急落を眺めてさらに売りが出て123円35銭前後に下落。その後もドル売り・ユーロ買いがドル円に波及して123円30銭近辺に落ち込んだ。終盤のドル円の下落について市場関係者は、ユーロドルの23日の高値1.1017を試しにいって、ストップロスを巻き込んだことがドル円に波及したようで、その後も断続的に対ユーロでドルが売られた。経常黒字、ゼロ金利のユーロがこのタイミングでは、円よりも安全通貨として好まれているようだとも言う。
今日のトヨタはやや大きく値を下げて引けている。どうしたのだろうか。三菱重工は小幅な上げ、ごく小幅ではあるが上げは上げ、コマツは小幅に下げている。コマツが大きく下げるのは理解できるんだが、・・・。中国株が今後どうなるか分からないが、近いうちに大きく下げるだろう。中国がこければ世界的に影響が出るだろうが、これは不可避だろう。あとはいろいろと対策をしてきた中国政府がどう軟着陸させるかだろう。
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