23日の日経平均株価は、米国株が下落したが、調整済みと言うことで買いが先行したが、その後は上値が重く、前日比90円28銭高の2万683円95銭と反発して取引を終えた。東証1部の出来高は18億4087万株、売買代金は2兆2069億円。騰落銘柄数は値上がり1259銘柄、値下がり520銘柄、変わらず113銘柄だった。市場は、米建機大手キャタピラーの販売伸び悩みが報じられ、コマツや日立建機などのグローバルに展開する企業に対し、業績への警戒感が強まり、上値を抑える格好となったようだと言う。
23日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、欧州勢がギリシャ債務問題の進展を蒸し返してドル売り・ユーロ買いに動いたことが波及し、下落した。午後5時現在は、1ドル=123円79~80銭と前日(午後5時、123円73~74銭)比06銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、123円95銭前後で取引された。午前9時すぎに124円10銭台に上昇したが、日経平均株価の伸び悩みにつられる形で軟化。正午すぎには123円90銭前後まで値を下げた。午後3時ごろには124円10銭前後まで再び上昇したが、利食い売りに上値を抑えられた。終盤は、ユーロドルの上昇が影響しドル円は123円70銭前後に急落。欧州勢がギリシャ議会の財政改革法案第2弾可決を蒸し返したとの指摘があった。前日の高値を抜けてストップロスを巻き込んだとも言う。ドル売り一巡後は、押し目買いが入った。ドル円は一時123円60銭台まで急落する場面もあったが、新規材料に乏しく上下50銭に満たない狭いレンジで推移した。市場関係者からは、下値は堅い。123円半ばに近づけば、買い戻しが入る。一方で上値は、124円半ばに行く前に6月の黒田日銀総裁の円安けん制的な発言が意識されると言う。
今日はトヨタ、三菱重工はほとんど値動きなしと言う状態の小幅な下落だったが、コマツだけは米キャタピラーの影響か大きく値を下げている。
日本ブログ村へ(↓)