ワシントンを訪問している自衛隊の制服組トップ・河野統合幕僚長は講演で、衆議院で採決が強行された安全保障関連法案について「日米同盟強化のためだ」とする認識を強調しました。

 

「政府がこの安保法制を今国会に提出している理由は、日本を軍事的に解き放つということではなくて、より日米同盟を強化するための法制として出しております」(河野克俊 統合幕僚長)

 

講演で中国メディアから「安保関連法案は日本を軍事的に解き放つためか」と問われた自衛隊の河野・統合幕僚長は、このように強調しました。

 

また昨年度のいわゆるスクランブル発進において対中国が過去最多を更新した点をめぐっては、「この傾向は今後も続き、状況はより厳しくなる」との見方を明らかにしています。

 

講演に先立ち河野・統合幕僚長は、米軍の制服組トップであるデンプシー統合参謀本部議長とも会談し、東シナ海、南シナ海で活発な中国の動き念頭にアジア太平洋地域における安全保障について意見を交換。「日米同盟の重要性が将来的にも拡大する」との認識で一致したということです。


安保法制で、「戦争をする法律」「米国と世界のどこででも戦争が出来る法律」などとこの世界で戦争をするのは米国で日本がその手先になるための法律のように言うが、安保法制は同じ、あるいは似たような価値観を共有する国が共同で戦争を防止するために協力しようというその枠の中で、憲法の制限の下、可能な限り普通の国に近いことが出来るようにしようというのが法の趣旨だろう。



戦後戦争をしているのは米国だけのようなことを言うが、中国は旧ソ連、ベトナム、インドと紛争を繰り返し、今は東シナ海や南シナ海で派遣的な行動を行い、周辺国を威迫している。ロシアも領土拡張とワルシャワ条約機構の維持のためにハンガリーに侵攻している、最近はアフガニスタン侵攻やクリミヤの武力併合など結構あこぎなことをしている。



米国を非難する前にどうしてそうした日本のあこぎな周辺国を非難しないのか。今、中国やロシアと組むなら米国と組んだ方がどれほど国益にかなうことか。憲法9畳擁護、戦争をする国になるなと言うお方たちはどうして中国やロシアを非難しないのか。それともこれらの国に肩入れして手を組むために現体制を非難しているのか。



今時、あこぎな周辺国以外に進んで戦争をしようなどと言う国はそうそうないだろうし、今の戦争は金がかかり過ぎて国家が崩壊してしまう。殺戮と破壊と憎悪の連鎖しか生まない戦争などすべきではない。しかし、自国の覇権のために敢えて事を構えようとする国もある。そのためには国家としてしっかりと備えるのは当然のことだし、万が一の覚悟はしておくべきだろう。


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