15日の日経平均株価は、ギリシャ問題やFRB議長の議会証言を見極めたいと言う様子見気分で積極さを欠き、前日比78円00銭高の2万463円33銭と3日続伸。終値での2万400円台は3日(2万539円79銭)以来8営業日ぶりの高水準となる。東証1部の出来高は20億4469万株、売買代金は2兆3361億円。騰落銘柄数は値上がり1170銘柄、値下がり601銘柄、変わらず117銘柄。市場は、ボラティリティ(株価変動率)が落ち着き、先物売買は細っている。ギリシャ議会での制度改革法案通過やイエレンFRB議長の議会証言待ちの状態だ。すでに急落直前の水準に戻し、ここからは利益確定売りが出やすい。上値買いの投資主体として期待されるのは外国人しかおらず、彼らを動かすだけの材料が出てくるかどうかだと言う。


15日の東京外国為替市場のドル円相場は、黒田日銀総裁会見では大きな反応が見られなかったが、今晩には注目のイエレンFRB議長の議会証言を控えており、様子見姿勢が強かった。午後5時現在は、1ドル=123円52~52銭と前日比07銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、123円35銭前後で推移。午前9時すぎに一旦弱含んだ後は、堅調な日経平均株価を材料に買われた。午前11時すぎには123円50銭近辺に迫ったが、買い一巡後は同水準でもみ合いが続いた。ギリシャ緊縮案の議決を確認するまでは利食い売りが出やすいようだ。午後はやや買いが優勢だったものの、狭いレンジ内にとどまった。黒田日銀総裁会見にも、大きな反応は見られかった。この日の夜に行われるイエレン議長の議会証言を前に反応しづらいようだ。今夜のイエレン議長の証言について市場関係者からは、ハト派、タカ派の間でバランスをとるのではないかと言うが、関心事は利上げ時期。ただ、9月ではなく12月でもドルを売る投資家は少ないだろうと言う見方もあったようだ。


今日のトヨタはやや大きく値を上げている。FCVの米国向け初輸出が効いたのだろうか。そんなこともないだろうが、・・・。三菱重工は小幅な上げ、コマツは小幅に値を下げて引けている。


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