10日の日経平均株価は、中国株の伸び悩みで一旦値を伸ばした株価も売りに傾いてマイナス圏へ、ギリシャが再建策を提出したことも買いに待ったをかけたようで、前日比75円67銭安の1万9779円83銭と反落。東証1部の出来高は27億6193万株、売買代金は3兆2119億円。騰落銘柄数は値上がり860銘柄、値下がり932銘柄、変わらず96銘柄。市場は、上海指数に連動している部分はあるが、中国市場で取引停止を申請した銘柄が売買を再開した場合、どのような影響が出てくるのか読めない。ギリシャ問題もあり、本腰で買えない状況だと腰が引けている。
10日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、独長期金利上昇が支援要因となり、続伸した。午後5時現在は、1ドル=122円19~20銭と前日比11銭のドル安・円高だった。始まりは、ギリシャの改革案提出を受けて121円70銭前後に上昇。午前は、日経平均株価の安寄りを受け、121円50銭近辺に下落したが、その後は株価の持ち直しが好感されたほか、五・十日に伴う実需筋の買いも入り、正午前に122円台に乗せた。午後はマイナス圏に沈んだ株価を背景に軟化したが、株価の下げ渋りを眺めて買い直され、再び122円近辺に上昇。中国株の続伸もサポートしたようで、終盤にかけては独長期金利の上昇に加え、欧州勢がギリシャの改革案を蒸し返してユーロ円が上昇し、ドル円もなびいたようで、122円20銭近辺まで値を上げた。ギリシャの改革案が債権団側の求めていた内容に近かったことを受けて協議進展期待が高まり、リスク回避姿勢が和らいだことから、ドル、ユーロは対円で上昇した。ただ、ギリシャ債務問題、中国経済の先行き不安、これらを受けFRBが早期利上げに慎重になるとの懸念など、不透明感はなお残ると言う。
今日のトヨタは小幅な上昇、三菱重工とコマツはさらに超小幅な上昇だったが、このところ下げっぱなしなので良いだろう。中国株の下落は大きな不安材料と言うが、まあ、何時かは来るのだからうまく躱すことを考えよう。
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