9日の日経平均株価は、米国株安で大きく値を下げ600円以上のマイナスになったが、中国必死の巻き返し対策で上海がプラスに転じると買いが入り、前日比117円86銭高の1万9855円50銭と反発し、高値引けで取引を終えた。東証1部の出来高は37億1187万株で今年最高を更新、売買代金は3兆8409億円で、SQ(特別清算指数)値の算出日を除くと今年最大となった。騰落銘柄数は値上がり419銘柄、値下がり1406銘柄、変わらず63銘柄だった。市場は、中国の経済状況は悪くなさそうで、日中の株価の落ち着きを待ちながら、買い場を探したいと言う。



9日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、利食い売りが出て伸び悩んだ。午後5時現在は、1ドル=121円30~31銭と前日比36銭のドル安・円高だった。始まりは、120円60銭台を中心に推移。午前は買いが入ったが、日経平均株価の大幅続落を背景に同水準まで押し戻された。その後は、株価が下げ渋ったのを眺めて買いが入り、121円30銭近辺に上昇。午後も日経平均が大引けにかけてプラス圏に浮上したのにつられる形で買われ、午後3時前に121円50銭台を付けた。終盤は利食い売りが出て緩んだ後は、121円30~50銭前後でもみ合った。日中株が反発したことで、リスク回避姿勢が和らいだ。ただ、市場関係者は、中国市場ではまだ取引できない銘柄があり、様子見が必要だとし、警戒感はなお強い。一方、来週発表される中国のGDPは7%を割るだろうが、当局が手を打つはずだ。その辺りで中国株の乱高下に振り回される状況は終わるのではないかと言う。


今日はトヨタと三菱重工は小幅な下げ、コマツだけがやや値を上げて引けている。中国は政府のなりふり構わない株価対策で小康状態だがまた何時下落するか分からない。まあ、相場だからやむを得ないだろうし、少し崩れた方が良いのかもしれない。


日本ブログ村へ(↓)