7日の日経平均株価は、ギリシャショックで大きく下げた昨日の反動で値を上げたが、やはりギリシャの影響が気になるようで上値が重く、前日比264円47銭高の2万376円59銭と大幅に反発したが、前場の勢いはなかった。東証1部の出来高は22億2594万株。売買代金は2兆3179億円。騰落銘柄数は値上がり1487銘柄、値下がり314銘柄、変わらず87銘柄。市場は、前日に過剰反応した反動もあり買い戻しが入った。今日は中国・上海市場の影響も受けなかった。ただ、明日以降も、ギリシャ情勢や上海市場にらみに流動的な状況に変わりないだろう。ギリシャ問題に進展があれば買いが先行するだろうが、やはり重しにはなるだろうと言う。
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤もユーロ圏首脳会議を前に様子見姿勢が強く、1ドル=122円台後半で小動き。午後5時現在は、122円72~72銭と前日比09銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、122円60銭前後で取引された。午前は日経平均株価の反発を受けてドル買いが優勢となり、122円80銭近辺に上昇。買い一巡後は利食い売りが出て上値が重くなった。午後は122円55~70銭前後でもみ合い。終盤は、欧州勢が買いでスタートしたことで、122円75銭近辺に上昇。ただ買い一巡後は小緩み、122円70銭前後を中心にもみ合いが続いた。ポジション調整の売り買いだろうと言う。ギリシャ債務問題をめぐるユーロ圏財務相会合と首脳会議を控え、ギリシャ側の新提案がすぐに受け入れられるとは思わないとの見方が大勢だが、積極的な売り買いは手控えられた。マーケットの流動性が低下しているため、ちょっとしたことで上下に振れやすくなっていると不安げなようだ。
今日のトヨタは小幅な上昇、三菱重工はほんの少しだけ値を下げて引けた。コマツも小幅な下落で終わっている。ギリシャ問題は日本人にはかなりショックだろう。普通は自分の国の借金だから潔く緊縮策を受け入れて地道に金を返しながら経済環境の改善を図ると言うのが筋だろう。財布の口を占めるなんてまっぴら、返せない金は借りた者の勝ちだなどと開き直れるのが、日本人にはちょっと考えられないだろう。まあかの半島の国もそうだが、常識と言うのは人の数だけあるのかもしれない。しかし、あのギリシャの首相も、「おらおら、うちの国民はお前らの緊縮策を受け入れるのをこんなに嫌がっているんだ、何とかせい、何とか。」と言ってみても何の脅しにもならないとは思うが、・・・。「そうか、嫌なら勝手にせいよ」とそう言われて困るのはギリシャの方なんだろうから、・・。まあ、あまり甘やかすと次から次へと借金国が名乗りを上げるし、「じゃあ、お前らとやってられない」と言われたらEUも少し困るのだろうか。
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