2日の日経平均株価は、欧米株の好調や円安傾向などで大きく値を上げたが、後半はやや売りに押されて値を下げ、前日比193円18銭高の2万522円50銭と3日続伸して取引を終えた。東証1部の出来高は22億3853万株で、売買代金は2兆4851億円。騰落銘柄数は値上がり1271銘柄、値下がり508銘柄、変わらず108銘柄だった。市場は、欧米株が上昇した動きを受けて買いが先行したが、買いが一巡したあとは動意に乏しく、朝方に買った向きの手じまい売りが出て、上昇幅を縮小したようだと見るようだ。


2日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、米雇用統計を控えて買いが優勢となり上昇した。午後5時現在は1ドル=123円48~49銭と前日比87銭のドル高・円安だった。始まりは、123円10~20銭台で取引された。午前は日経平均株価の上昇を眺めて買いが入り、123円50銭近辺に上昇。ただ一巡後は、ギリシャ債務問題などが意識され利益確定の売りが出た。午後は123円40銭近辺でのもみ合いが続いた。日経平均の伸び悩みや中国株安で上値追いには慎重のようだ。終盤には上昇し、123円50銭台を付けた。夜の米雇用統計前にポジション調整のための買い戻しが入ったのではないかと言う。米雇用統計は、しっかりという予想が多いが、米国は独立記念日の振り替え休日で3日が休場となる。このため、2日が実質的な週末となり、雇用統計の結果が強くて124円近辺に上昇しても、5日のギリシャの国民投票を意識した利食い売りで上値は重くなるだろうと見るようだ。


今日のトヨタはごく小幅な上昇、三菱重工は大きく値を下げたが、コマツはそこそこ値を上げている。今日は三者三様のようだ。ギリシャ問題はいろいろあの手この手で探り合いをしているようだが、ギリシャも何時までも強がっていないで欧州の支援を受けて財政の立て直しを図るべきだろう。


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