29日の日経平均株価は、ギリシャのデフォルト危機が現実味を帯びてきたことから売り向きが広がり、中国株も暴落状態で先物にも大口の売りが出て、前週末比596円20銭安の2万109円95銭と大幅に3営業日続落。下げ幅は4月30日の538円94銭を超え、今年最大となり、18日(1万9990円82銭)以来の安値水準。全面安となり、東証業種別株価指数は33業種すべてが下落した。東証1部の出来高は25億3827万株、売買代金は2兆6573億円。騰落銘柄数は値上がり56銘柄、値下がり1821銘柄、変わらず10銘柄。市場は、ギリシャ懸念に円高、中国株安が重なり、後場は一段安した。ギリシャ問題の影響は限定的とみられるが、(財政緊縮策の賛否を問う)ギリシャ国民投票が行われる来月5日までは不透明感があり、相場は大崩れはないにしても不安定な動きになりそうだと言う。
29日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、ユーロ円の上昇につれて戻り歩調となった。午後5時現在は、1ドル=122円91~92銭と前週末比45銭のドル安・円高だった。始まりは、オセアニア時間に122円台後半で始まり、東京時間の早朝には122円10銭近辺まで値下がりする場面も見られた。その後、押し目買いや輸入企業のドル買いが断続的に入り午前中に123円台を回復したものの、午後には買いが一巡し、日経平均株価が一段安になったこともあって、122円30銭台まで軟化した。終盤はユーロ円の上昇がドル円にも波及、戻り歩調となったが、123円に迫るとギリシャ債務問題への警戒感が蒸し返されて上値が重くなる展開。月末に期限を迎えるギリシャ金融支援の延長をEU側が拒否したことを背景にユーロが売られて始まったが、欧州勢参入後はユーロ買いが強まった。市場では、欧州勢はリスクオンの場合、『株・国債買い、ユーロ売り』の取引を行う。リスクオフはその逆になるため、ユーロが買い戻されると言う。また、ギリシャが離脱してもユーロが崩壊するわけではなく、買いが入るのは理解できるが、それがコンセンサスかというと疑問だとも言う。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を落としている。まあこんな時だから仕方がないだろうけど、ギリシャが破産してもそうそう影響が大きいとは思えないが、・・・。EUが崩壊するわけでもなし、・・・。
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