24日の日経平均株価は、前場の買い先行を引き継いでやや足踏みはしたものの総じて買いが先行する相場模様で値を落としても底は堅く、前日比58円61銭高の2万868円03銭と4営業日続伸。終値で2000年4月12日のITバブル高値2万833円21銭を超え、1996年12月5日(2万943円90銭)以来18年半ぶりの高値水準となった。TOPIX(東証株価指数)は年初来高値を更新した。東証1部の出来高は26億2945万株、売買代金は2兆8343億円。騰落銘柄数は値上がり1048銘柄、値下がり682銘柄、変わらず156銘柄。市場は、達成感は出ているが、売りにくい相場である。ギリシャ支援協議はまとまりそうで、国内では政府の成長戦略に対する期待感もある。もっとも、一段の上昇となると外国人頼みになるのではないかと言う。


24日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、ギリシャ債務問題をめぐるユーロ圏財務相会合を控えて様子見姿勢が強まり、1ドル=123円台後半を中心にもみ合った。午後5時現在は123円93~94銭と前日比25銭のドル高・円安だった。始まりから昼過ぎまでは、123円台後半でもみ合った。日経平均株価が堅調地合いを保ったが、ドル円の動意は乏しかった。午後2時ごろに一時124円台に乗せたが、買い一巡後は売りが優勢となり、その後は値を下げた。日経平均が大引けにさしかかってだれたことで、利食い売りが出たようだ。午後3時以降に米長期金利が時間外取引で小幅に低下したため、123円80銭近辺まで下げる場面があったが、すぐに買い直されて124円台に戻した。市場では、パウエルFRB理事の発言を受け、年内2回の利上げに対する期待が高まり、買っておきたいと考えた投資家がいたのだろうと言う。ただ、その後は再び売りが広がり、上値は重くなった。ユーロ圏財務相会合を控え、上値追いは慎重なムードが漂っている。株が堅調でもドル円の動意は乏しかった。ギリシャ債務問題の解決などの好材料がないと、124円台に定着できないだろうと言う見方があるようだ。


今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに小幅だが値を下げて引けている。午前中は調子が良かったのだが、午後には上げ幅を縮小して来たようだ。この買い気はどこからくるのだろうか。


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