17日の日経平均株価は、売りが一巡して下げるだけ下げるとその後は先物に買いが入るなど下げ渋ったが、値を戻すほどの勢いはなく、前日比38円67銭安の2万219円27銭と小幅ながら3日続落だった。東証1部の出来高は18億8798万株、売買代金は2兆1817億円。騰落銘柄数は値上がり791銘柄、値下がり956銘柄、変わらず138銘柄。市場は、後場の下げ幅縮小については、日銀のETF(上場投資信託)買い期待もあろうが、円安と5月訪日外国人客数の拡大をきっかけに買い戻しが入ったようだ。FOMC通過後もユーロ圏財務相会合、日銀金融政策決定会合とイベントが続き、それを見極めるまでは方向性をつかみづらいのではないかと言う。
17日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、米長期金利の上昇でドル買い・円売りがやや優勢となった。午後5時現在は、1ドル=123円64~66銭と前日比16銭のドル高・円安だった。始まりから午前中は、123円40銭近辺を中心に10銭程度の狭いレンジ内で推移。その後、日経平均株価の下げ渋りを眺めたドル買いを契機にレンジ圏を上抜き、終盤にかけては時間外取引での米長期金利上昇を受けてさらに強含み、一時123円70銭近辺まで上昇した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の終了を控えて全般は様子見姿勢が強かった。市場にはFRBの声明やその後のイエレン議長の会見について、利上げを臭わせるはずで、もし年内2回の実施が示唆されればドルが買われるだろうとの見方があるが、製造業の設備稼働率が弱く、利上げサインを出さない可能性があり、その場合は短期筋のドルロングが巻き戻されると言う思いもあるようだ。
今日のトヨタはしっかり値を落として引けた。三菱重工も同様にやや大きめに値を落として引けている。コマツはさらに大きく値を落として全滅状態ではある。
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