12日の日経平均株価は、売り一巡後はプラス圏に切り返したが、上値は重く、今日算出の株価指数先物・オプション6月物のSQ値2万473円83銭を終日上回ることなく推移し、「幻のSQ」となり、前日比24円11銭高の2万407円08銭と小幅続伸。東証1部の出来高は26億8402万株、売買代金は3兆5124億円。騰落銘柄数は値上がり1009銘柄、値下がり736銘柄、変わらず141銘柄。市場は、休み前で来週にはFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、参戦意欲は鈍い。当面は為替動向次第だろう。米利上げ機運が高まり米国株が調整しても、その半面で円安になれば、日本株にはプラスに働くと見るようだ。


12日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、ポジション調整的なドル買いが入り、じり高となった。午後5時現在は、1ドル=123円71~73銭と前日比18銭のドル高・円安だった。始まりは、123円50~60銭台だったが、午前中は日経平均株価の軟調さを見た売りにやや弱含み、午後にはギリシャ債務問題に関する報道がリスクオフの円買いを呼んで123円30銭台まで下押す場面もあった。ただこの水準では押し目買いも入り下値は堅く、終盤にかけては、10日の黒田発言を受けた急ピッチのドル安・円高に対するポジション調整の動きが出たことでじり高に推移、123円70銭台に上昇した。来週はFOMCが予定されており、イエレン議長が9月利上げのシグナルを発するとの見立てからのドル買いが入ったのかもしれないと言う。


今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに幅はあるもののしっかりと値を上げて引けているようだ。


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