沖縄県の翁長(おなが)雄志(たけし)知事は10日、菅官房長官や山口沖縄相、岸田外相らと相次いで会談し、米軍から県側に返還された西普天間住宅地区(宜野湾市)の跡地利用に関する支援を要請した。

 

政府が進める米軍普天間飛行場(同)の移設には反対の姿勢を変えていないが、沖縄振興では政府から支援を引き出したい考えだ。

 

県や宜野湾市などは、住宅地区の跡地に最先端のがん治療を行う医療施設建設を柱とする「国際医療拠点」の整備構想をまとめている。翁長氏は首相官邸での菅氏との会談で、「医療拠点の形成を、国家戦略に位置づけてほしい」と要望、菅氏も「安倍政権は、沖縄の基地負担軽減や振興のために、できることはすべてやる姿勢だ」と前向きに応じた。

 

一連の会談では、移設問題や翁長氏による先の訪米は話題にならなかったという。政府は「(移設問題とは)切り離して沖縄振興に全力で取り組む」(菅氏)構えだ。

 

ただ、自民党内には「移設は反対だけど、『振興策はほしい』は通用しない」(若手)との批判もある。




岸田文雄外相は10日、沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事と外務省で会談した。両氏の会談は、昨年12月の翁長氏の知事就任以降初めて。翁長氏は返還された米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(宜野湾市)の跡地を「国際医療拠点」に整備する構想への支援を要請し、米軍普天間飛行場(同市)の移設問題には触れなかった。
  

会談で翁長氏は「西普天間住宅地区は国に跡地利用の先行モデルとして取り組んでいただいた」と述べ、医療拠点整備への支援を要請。岸田氏は「ぜひ政府としても一丸となって努力をしていく」と応じた。

 

翁長氏はこれに先立ち、菅義偉官房長官や下村博文文部科学相らとも会談した。


要するにこういうことだろうか。この方がはっきりしていて分かり易くて良いとは思うが、・・・。後はどこでどのように矛を収めるか、その辺りが焦点となるのだろう。前の知事さんもそうだったが、土産を見て態度を変えると言うことだろうか。沖縄にとってある意味米軍は人質みたいなものかもしれない。


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