3日の日経平均株価は、日銀のETF(上場投資信託)買い期待で下げ幅を縮小したが、先物売りなどに押されて値を下げ、引けにかけて下げ渋ったが、前日比69円68銭安の2万473円51銭と続落。続落は4月27日以来で、終値での2万500円割れは5月27日(2万472円58銭)以来1週間ぶり。東証1部の出来高は24億689万株、売買代金は2兆5593億円。騰落銘柄数は値上がり802銘柄、値下がり951銘柄、変わらず132銘柄。市場は、日銀のETF買いを見込んだ買いが売りに回り、指数を抑えた。マクロ系ヘッジファンドの債券先物買い・株価指数先物売りの動きもあったのではないか。連続上昇後の続落でカラ売りが入りやすいと言えるが、まだ調整を決定づける水準でもないとやや強気のようだ。


3日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、欧州勢が利益確定のユーロ売り・ドル買いに動いたことが波及して下げ渋った。午後5時現在は1ドル=124円15~16銭と前日比46銭のドル安・円高だった。始まりは、124円10銭前後で取引された。仲値前には124円20銭近辺に上昇したが、午前10時半に発表された豪GDPが市場予想を上回ったことを受けた豪ドル買い・米ドル売りがドル円にも影響し、午前中は123円85銭前後まで一時値を下げた。正午ごろには上昇する場面もあったが、日経平均株価の軟調に伴い、123円80銭前後まで再び下落した。その後、午後3時ごろに参入した欧州勢がユーロ売り・ドル買いを強めたため、ドル円に波及し、124円10銭台まで上昇した。欧米時間には、ギリシャ債務問題などで注目されるECB理事会や、5日の米雇用統計を占うADP全米雇用報告などのイベントを控え、日中のドル円は比較的落ち着いた動きだった。最終盤に上昇したことについて市場関係者からは、2日に急伸したユーロは、利益確定の売りが出てドル円に波及した。米雇用統計でもう一度125円にトライするためにも、124円台に乗せておきたかったとやや残念そうな声があった。


今日のトヨタは極めて小幅な上げで終わったが、三菱重工とコマツは下げ基調の中でしっかりと値を稼いでいるようだ。


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