29日の日経平均株価は、円安、日本株買いのパターンが定着したようで、今日も根強い買いに支えられて底堅く推移、前日比11円69銭高の2万563円15銭と小幅ながら11日続伸し、8日連続で年初来高値を更新した。11日連続高は1988年2月に13日続伸して以来、27年3カ月ぶり。後場の早い段階で、利益確定売りに伸び悩んだあと、根強い買いに支えられ、底堅く推移。東証1部の出来高は32億9190万株と今年最高となり、売買代金は3兆6663億円と今年2番目の高水準。騰落銘柄数は値上がり970銘柄、値下がり774銘柄、変わらず140銘柄。 市場は、深押しせずに上昇トレントが続くとの見方が多いようだが、そう言わざるを得ない。一段の円安期待とともに業績拡大への期待感が強いようだと言う。



29日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、利益確定の売りが出て伸び悩んだ。午後5時現在は、1ドル=123円74~75銭と前日比10銭のドル高・円安だった。始まりは、123円80銭台で取引された。仲値前後はもみ合いながらじり安となった。午前11時すぎに123円60銭近辺に下落。週末の調整売りに加えて、ユーロ売りドル買いが一服したことでドル売りがやや優勢となったとの見方もあった。午後は日経平均株価の堅調さを背景にじり高に転じた。午後3時には、欧州勢の月末のフローで一時緩んだが、すぐに買い戻され、124円前後まで上昇したが、その後は再び値を下げた。午後の買いについては、ドル先高観の雰囲気に乗らないわけにはいかないとされるほか、中長期的なドル高を見込んでの買いとの声もあった。しかしながら、個人も機関投資家も来週にポジションを持ち越したくない。124円より上は利益確定で売りを出すようで、終盤は伸び悩んだ。



トヨタと三菱重工は小幅な下落で引けた。コマツは変わらずだった。このところは円安日本株買いのパタンが定着したようだと言うが、実体経済ももう少し頑張ってもらいたい。



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