28日の日経平均株価は、シカゴ先物に添って値を上げたが、午後は先物に売りが出たり、中国株が軟調だったことなどもあり、前日比78円88銭高の2万551円46銭と10日続伸し、連日で年初来高値を更新。10日連騰となるのは、1988年2月に13連騰して以来、27年3カ月ぶり。東証1部の出来高は31億1908万株で、売買代金は3兆2639億円。騰落銘柄数は値上がり901銘柄、値下がり841銘柄、変わらず141銘柄だった。市場は、10連騰となり先高に対する警戒感があるものの、極端な過熱感はなく、押し目を入れながら堅調に展開しそうだと言う。



28日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤も午前中の急激な上昇の反動で調整的な売りが続いた。午後5時現在は、1ドル=123円64~64銭と前日比66銭のドル高・円安だった。始まりは、123円台後半で推移。仲値にかけて輸出企業の売りなどが出て123円50銭近辺まで弱含んだものの、その後は投機的なドル買いに、実需の買いが重なったようで、相場は急上昇し、正午前には124円20銭台に乗せた。ただ、午後に入ると利益確定のドル売りなどにじり安となり、欧州勢参入後には一時123円50銭台まで下落する場面も見られた。正午前の急上昇については、上値に大きな売り物が少なかったことも影響したようだ。一方で午後の下げは、午前中の強引なドル買い仕掛けの反動とみられる、ドル売りも出た。黒田日銀総裁が日本経済回復で円高になると発言したと一部で伝えられたことも円買いを誘ったのだろうと言う見方もあったようだ。



今日のトヨタはしっかりと大きく値を上げて引けている。三菱重工とコマツは小幅な上昇で終わった。このところの株価の上昇だが、どうも作られた相場のような気がしないでもない。まあ、相場などすべて作りものだが、実体経済が実際ここまで景気が良いのかどうか疑問ではある。



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