27日の日経平均株価は、先物が堅調なことから買いが先行して値を伸ばし、先物にまとまった買いが入ったことで一段高となったが、その後、やや引け気味となり、前日比35円10銭高の2万472円58銭と9営業日続伸。14年8月11-21日の9連騰に並び、6日連続で年初来高値を更新した。東証1部の出来高は25億5180万株、売買代金は2兆7725億円。騰落銘柄数は値上がり948銘柄、値下がり804銘柄、変わらず129銘柄。市場は、米国株安を円安でサポートした格好だが、外国人投資家が先物から現物に乗り換えているフシがあり、需給は良い。ただ、さほど過熱感がないにしても、連日の上昇で、そろそろ調整があっても良いのではないかと言う。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は午後に入って調整売りなどが出る一方、押し目買いも入り、底堅く推移した。午後5時現在は1ドル=122円98~99銭と前日比46銭のドル高・円安だった。始まりは、123円近辺で取引され、仲値前後には買いが強まって123円30銭前後まで上昇した。しかし、その後は売りが出て上値を抑えられた。午後2時ごろから再び売りが強まって、一旦123円を割り込んだが、押し目買いや買い戻しが入って123円近辺まで値を戻した。前日からの上げ足が急速だったため、調整売りや利食い売りに上値を抑えられたが、終盤の底堅さを見る限り、ドルの強い地合いはまだ続いていると言えそうだという。4月に入ってからのレンジを上抜けたことで、テクニカル面でも上昇に向かいやすいと言った声も聞かれる。ただ、午後は麻生太郎財務相の、為替の急激な変動は好ましくないとの発言が売りを誘っており、123円台には当局も警戒感を持つのかもしれないと言う。円安に対する日経平均株価の反応も以前とは異なってきており、ここから先、124円、125円とすんなり上がるかは微妙のようだ。
今日のトヨタは小幅ながら堅調で引けた。三菱重工とコマツは良い値幅で値を上げており、調子は良いようだ。
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