豚の生肉を使ったメニューが厚労省の決定で飲食店から消えることになり、店の関係者は「規制は残念」と複雑な表情で話す。


 

豚もも肉のたたきを1皿750円で提供している神戸市須磨区の居酒屋。表面を炭火で焼くが中はレアな部分も残り、厚労省の新基準に当てはまらない可能性も。経営者の男性(39)は「禁止されれば従うしかないが、レバーなどの内臓と生肉が一緒に規制されるのは残念」と話す。

 


以前はユッケも出していたが、2011年に起きた焼き肉チェーン店の集団食中毒事件を受けメニューから消した。「ユッケが食べたい」と客に言われたこともあるが、自粛してきた。「おいしい豚を食べてもらいたいと頑張ってきたのに」と肩を落とす。

 


07年の開業当初から神戸市などの4店舗で半生の豚レバーを提供する「豚ホルモン串凛(りん)」の矢田貝成崇店長(35)は「経営に影響が出ないか心配」と不安げ。看板メニューは表面を軽くあぶったレバーのたたきで、1人で2~3人前を注文する常連客も。茨城県の畜産場から仕入れた肉は色やにおい、弾力など数項目のチェックを経て提供できるか判断しており、矢田貝店長は「鮮度管理は万全。法を犯してまで提供を続けるつもりはないが、一部のずさんな業者のせいで大切な食文化が消えるのは残念」と話した。

 


京都市中京区のもつ鍋店。会社員の男性(42)は「また一つ食の楽しみがなくなり残念だ。生肉で残るのは馬肉や鶏肉くらい。禁止されるまでに思う存分食べておく」と話した。



日本人は何時から豚肉まで生食するようになったのだろう。基本的に四足と鳥は生では食わないのが決まりだったように思うが、・・・。魚の生食文化からきているのだろうか。その魚も生食は結構危ないらしい。レバーや鹿肉など勧められてやむを得ずに食ったことはあるが、うまいとは思わなかったが、・・。豚の生食文化があると言うのは知らなかった。



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