21日の日経平均株価は、シカゴ先物相場に応じて値を上げたが、後場は利益確定に押されて値を下げ、前日比6円31銭高の2万202円87銭と小幅ながら5日続伸して、連日の年初来高値更新で取引を終了した。東証1部の出来高は25億2498万株で、売買代金は2兆7999億円。騰落銘柄数は値上がり725銘柄、値下がり1033銘柄、変わらず124銘柄だった。市場は、前回4月30日の日銀金融政策決定会合の時も、緩和期待が高まったが結局は政策が維持され大幅な下落となった。1-3月実質GDP(国内総生産)が市場予想より高い伸びを示したことから、今回も追加緩和策なしを見込み、売りを積み上げた向きもあったようだと言う。
21日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、株価の伸び悩みなどを背景にやや売りが優勢となる場面もあったが、押し目買いなどに支えられて底堅さを見せた。午後5時現在は1ドル=121円00~01銭と前日(午後5時、120円96~97銭)比04銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、121円20銭台で取引された。仲値にかけて実需筋のドル売りなどで121円手前まで下がったが、日経平均株価の堅調さに支えられ、121円10~20銭前後で推移した。午後は株価が伸び悩んだため、利益確定売りなどが出た。半年続いたレンジを上抜けられないと見て、売りが出たのだろうと言うが、121円近辺では押し目買いも入り、底堅さを見せた。終盤も対ユーロでのドル売りにつられて一時121円を割り込む場面があったが、下値は堅かった。
今日はトヨタ、三菱重工は小幅な上げで引けた。コマツはそれよりもやや大きく値を上げていたが、それでも小幅の範囲だろう。
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