普二輪のの教習を受けに来ていた60代の男性が転倒してけがをしたという。クランクの左屈折で転倒したようだ。この方が教習を受けると言った時に、「危ないんじゃないかな」と思い、そう言ったのだが、現場が大丈夫だと言うのでそれ以上は言わなかった。しかし、やっぱり怪我をさせてしまった。


教習を受けていた方には申し訳ないと思うが、やはりバイクと言うのは甘いものじゃないようだ。270キロの鉄の塊が100馬力で走りのだからとんでもないものには違いない。走っていない時も270キロの鉄の塊なので重いなんてものじゃない。


体力とか敏捷性、バランス感覚などと言うのもは年とともに衰えてくるものだが、せめて少しでもそれを押し止めようと足にはアンクルウエイトを着けて歩いている。上半身の筋トレもやっているし、週に1回はストレッチ体操に通って柔軟性を失わないようにしている。まあ、すべてバイクのためではないが、7,8割は少しでも長くバイクに乗り続けるためである。


バイクに乗る理由は人さまざまだろう。中年のご夫婦が、「二人でツーリングをしたい」と言ってくる方もいる。まことに涙が出そうなくらい仲のよろしいご夫婦でうらやましい限りだ。定年後に友人とツーリングをしたいと来る人もいる。若い人たちもずい分二輪の免許を取りに来るようだ。


でもバイクを舐めてはいけない。バイクもトラクションコントロール、ABS、電子サス、クルーズコントロールなど電子制御が取り入れられているが、基本的にバイクを制御するのは人間で機械ではない。危なくなった時にバイクを転倒させずに静かに停止させてくれる装置などまだないし、今後も出ては来ないだろう。


バイクに乗るのに最も必要なものは自制心、そしてバイクを操る体力だろう。バイクは恐るべきパワーを持った鉄の塊だ。それを制御して安全に走らせるのがそれに乗る人間、そのためには心身を鍛えないといけない。頑張れ、ライダーたち、バイクを安全に走らせるために、・・・。


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