7日の日経平均株価は、米株安を嫌気して売りが先行し、一時、下げ渋りの気配もあったが、後場はさらに値を落として、1日終値比239円64銭安の1万9291円99銭と大幅反落して取引を終了した。東証1部の出来高は23億6567万株で、売買代金は2兆8617億円。騰落銘柄数は値上がり694銘柄、値下がり1044銘柄、変わらず144銘柄だった。市場は、買い手掛かり難のなか、8日の5月ミニ先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出、米4月雇用統計の発表を控え、様子見ムードが強まったようだと言う。


7日東京外国為替市場のドル円相場は終盤、欧州勢などの売りで下落した。午後5時現在は1ドル=119円38~40銭と前週末比40銭のドル安・円高だった。始まりは、119円40銭前後で取引された。仲値前はドル売りが優勢になり、119円30銭近くまで値を下げたが、その後、正午にかけて買い戻しが強まり、119円50銭台に持ち直した。午後は小幅にもみ合う状態がしばらく続いた。午後4時すぎにドル売り・ユーロ買いが強まり、ドル円もこれにつられる形で軟化したが、下値は限定的だった。日本の大型連休谷間で市場参加者が少なかった。8日に控える4月の米雇用統計発表や英総選挙の結果判明などを控えていることに加え、ギリシャに対するEUの金融支援交渉が大詰めを迎えていることもあり、値幅は小さかった。


全般に大きく値を下げているのでやむを得ないが、トヨタとコマツは大きく値を落としている。三菱重工はやや小幅ながらやはり値を落として引けている。このところ、2万円でずい分と過熱していたが、やはり仕掛けで実体経済とは少しばかりかけ離れていたようだ。


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