30日の日経平均株価は、欧米株安や日銀の金融政策が現状維持とされたこと、ドル安なども重しとなって、28日終値比538円94銭安の1万9520円01銭と急反落して取引を終了した。下げ幅は今年最大だった。東証1部の出来高は27億1949万株。売買代金は3兆4727億円で3月13日のSQ算出時(4兆3072億円)を除くと2月12日の3兆1600億円を超え、今年最大に膨らんだ。騰落銘柄数は値上がり337銘柄、値下がり1464銘柄、変わらず81銘柄だった。市場は、ゴールデンウイークを控え、買いを考える投資家は様子見を決め込むなか、日銀による一層の金融緩和策に期待していた向きが、手じまい売りを出したうえに、短期的な利益を狙う一部の投資家が売り仕掛けに出たようだと言う。


30日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、終盤、ユーロ円の上昇になびく形で買いが広がり、朝方の水準近くまで戻している。午後5時現在は1ドル=118円90~90銭と前営業日比13銭のドル安・円高だった。早朝は119円05銭前後で推移。日経平均株価が反落スタート後に下げ幅を広げる中、ドル円もやや弱含みの展開となり、午前11時すぎに売りが強まって118円75銭近辺まで値を下げた。その後、買い戻されたが、午後1時すぎ、日銀の金融政策決定会合の結果が発表されると118円60銭前後まで下落した。その後はしばらくもみ合いが続いたが、午後3時ごろに上昇に転じ、一時119円台に乗せる場面もあった。日銀の現状維持決定は市場の大方の見通し通りでサプライズはなかったが、追加緩和への思惑が株式市場の一部などで出ていたため、売りを仕掛けてきた向きがいたのだろうと言う。もっとも、前日のニューヨーク市場での安値近辺で踏みとどまっており、118円台では引き続き一定の買い需要が確認された。終盤のドル円の戻りについては、黒田日銀総裁の会見で出口戦略についての議論がなかったとされたことが手掛かりになったとの見方があったが、むしろ、ユーロ円の急速な上昇が買いを誘った感じだと言う。


今日のトヨタは大幅安、三菱重工も同様、最も下げたのはコマツだった。まあ、日経平均2万円などと言うが、実際の価格は1万7千円から8千円程度ではないだろうか。あるいはもっと低いのかもしれない。


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