27日の日経平均株価は、売りが先行し、先物への売りも出て、利益確定に走り、前週末比36円72銭安の1万9983円32銭と続落。終値での2万円台割れは21日以来4営業日ぶり。東証1部の出来高は18億7004万株、売買代金は2兆846億円。騰落銘柄数は値上がり937銘柄、値下がり796銘柄、変わらず146銘柄。市場は、円高が投資意欲を削いでいる面はあるが、日銀決定会合やFOMC(米連邦公開市場委員会)を見極めたいとの空気も手控え材料になっている。慎重とされる今期業績予想に対し、市場がどの程度冷静に受け止められるかが注目されると言う。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤、買い戻しが優勢となり、強含んだ。午後5時現在は1ドル=119円19~21銭と前週末比10銭のドル安・円高だった。始まりから午前中は、118円90銭を挟んでもみ合う展開。午後もしばらく同水準での小動きが続いた。午後1時半ごろにややまとまった買いが入って119円台に乗せた後、一度は118円台に押し戻されたが、午後3時半ごろに再び買いが強まり一時は119円30銭近くまで上昇した。午後3時半ごろからの買いについて、特に材料は見当たらないが、この日はスポット取引の月末応答日で、実需の買いは入りやすかったとみられる。午前中から底堅さが見られたことで、ショートカバーが入ってきたのではないかという。もっとも、具体的な手掛かりがない中で新規の買いまでは入りにくかったようで、買い戻しが一巡すると上値が重くなった。FOMCや日銀の金融政策決定会合などのイベントを控えて積極的には動きづらいタイミング。欧米時間もドルの上値は重いのではないかと言う。
今日のトヨタと三菱重工は小幅に下げたようだ。コマツだけがそこそこ値を上げて引けている。2万円と言うが実際に実体経済が底まで強さを持っているのか疑問もある。何となく相場だけがとにかく2万円と言う勢いで達成した平均株価のような気がしないでもない。達成すればとにかく利益を確定しておこうというのが本音ではないだろうか。
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