24日の日経平均株価は、利益確定売りに押され、先物にも売りが出て下げ幅を拡大、終盤も戻りは鈍く、底値でもみ合って、前日比167円61銭安の2万20円04銭と4日ぶりに反落。東証1部の出来高は21億3939万株、売買代金は2兆3091億円。騰落銘柄数は値上がり742銘柄、値下がり969銘柄、変わらず171銘柄。市場は、週末に加え、統一地方選挙(26日)や、本格化する決算発表などを控え、利益確定売りが出やすい。日経平均2万円のサポート力を試しに行っているが、下がると買いも入る。需給は悪くなく、当面は値固めに移るのではないかと言う。
24日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、対ユーロでのドル売りになびく形で1ドル=119円台前半に値を下げた。午後5時現在は119円29~29銭と前日比43銭のドル安・円高だった。始まりは、119円60銭前後で推移。日経平均株価が反落する中で119円台半ばに軟化した後は、狭いレンジ内での動きとなった。午後もしばらく119円50銭台でのこう着状態が続いたが、午後3時半前から売りが強まり、119円20銭近辺まで押された。同水準ではひとまず下げ止まったが、その後買いはあまり強まらず、戻りは鈍かったようだ。終盤のドル円の下落については、日銀が展望リポートで2016、17年度の物価上昇率の見通しをともに2%程度にするとの一部報道が出口戦略への思惑を誘ったと言うが、ドル円の下げと同じタイミングでユーロなど欧州通貨がドルに対して上昇したほか、ユーロ円もユーロ高に振れていた。ギリシャのバルファキス財務相は24日、ユーロ圏諸国が要求する経済改革の一部を受け入れる意向をブログで示しており、ギリシャ情勢に対してやや楽観的なムードが出る中、欧州勢がユーロなどを買い戻し、それにドル円もなびいたのだろうと言う。
今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工も同様だったが、コマツはやや大きく値を落としている。日経平均2万円はどうなんだろうか。経済の実力に見合っているのだろうか。ちょっと仕掛けのような気がしないでもないが、・・。もっとも相場自体が駆け引きだから実体経済と必ずしも一致はしないだろうが、・・・。
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