23日の日経平均株価は、ナスダックの上昇に勢いづいた市場は買いが先行、一時利益確定に押されたが、引けにかけて切り返し、前日比53円75銭高の2万187円65銭と3日続伸して取引を終了し、連日で終値ベースでの年初来高値を更新した。東証1部の出来高は27億5047万株、売買代金は2兆9198億円。騰落銘柄数は、値上がり804銘柄に対し、値下がりが926銘柄で値下がり数が値上がり数を上回っている。変わらずは151銘柄だった。市場は、今までターゲットとしてきた日経平均の2万円台乗せを達成したばかりで、とりあえず現金化する動きが出てもおかしくはない。先高の期待は高いようだが、当面は2万円台を固める動きとなりそうだと言う。
23日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価が値を戻して終わったことなどから、終盤は下げ渋った。午後5時現在、1ドル=119円86~88銭と前日比28銭のドル高・円安だった。始まりは、119円90銭台で推移。日経平均株価が続伸して始まると120円台に乗せたが、上値は重く、午前中は120円を挟んだ動きだった。午後は値を消した日経平均に歩調を合わせて軟化したが、株価が大引けにかけて切り返したことで、終盤のドル円は買いがやや優勢となった。午後は、輸出企業の売りやサプライズを狙った政策運営に否定的な黒田日銀総裁の発言がドル円の軟化につながった。それでも下値を追うような展開にはならず、119円60銭台まで下落した後は底堅さを見せた。足元ではドル高材料も円安材料も少なくレンジが広がるイメージが描けないため、上値が重ければすぐに利益確定売りが出るし、下値の堅さが見られると買いが入ってくる状況で、はっきりとした方向感は出なかったようだ。
今日のトヨタは小幅な上昇で引けている。三菱重工はしっかりだったが、コマツはやはり小幅で引けたようだ。
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