東京都千代田区の首相官邸に小型無人飛行機「ドローン」が侵入した事件で、積まれていた小型カメラは映像をリアルタイムに送信できる機能が付いていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。ドローンは市販品を黒く塗装するなど改造したとみられることも判明。警視庁は、操縦者が機体を発見されにくいよう改造し、現場周辺で映像を確認しながら侵入させた疑いもあるとみている。

 

捜査関係者によると、搭載されたカメラには無線LAN「WiFi(ワイファイ)」の機能があり、動画を送信できる。また、ドローン本体にアルファベットで「PHANTOM(ファントム)」と記載があるのを確認。ファントムは市販品で販売時は白色だが、黒く塗装した可能性がある。

 

ファントムは、衛星利用測位システム(GPS)を利用して設定経路を飛ばせる。上空の動画をモニターで確認しながら操縦することもでき、警視庁は、操縦者が官邸から数百メートルほど離れた場所から侵入させた疑いもあるとみている。

 

また、ドローンが発見された屋上のヘリポートが最後に使用されたのは3月22日だったことも判明。同日に使用されて以降、職員らの出入りはなかったとみられる。通常、警察官や職員が屋上に上がることはないといい、今回も職員が新人職員を案内していた際に偶然、ドローンを発見した。

 

警視庁によると、ドローンの一部には破損した跡があり、建物などに接触した可能性もあるとみて、飛行経路を調べる。一方、放射性セシウムが検出された容器を都内の専門機関に持ち込み中の液体を鑑定する。

 

容器には放射線を示すマークと「RADIOACTIVE(放射性)」と表記されたシールが貼られており「反原発」などの思想を持った人物が関与した疑いもあるとみて調べる。



最近、急激に普及してきたドローンだが、確かにこういう使い方をされると極めて危険な武器になりかねない。ほとんど野放し状態のドローンだが、言われるように法規制が必要だろう。購入時に個々の機体と使用者を登録するとか、GPSなどで飛行禁止区域を設けて勝手に飛ばせないようにするとか、・・・。やったのは反原発関係者だろうか、池袋でも公園で高レベル放射線が検知されたと言うが、関係があるかもしれない。しかし、警視庁を怒らせてはいけない。これまで警備と言うのは平面警備で対象に向かってくる人や車両には神経を使っているが、まさか上から来るとは思っていなかっただろう。今回のことで警視庁は面子丸潰れだろう。そういう時の警視庁は怖い。何しろ4万5千と言う軍隊で言えば軍団レベルの人員と金と装備を持っている。組織は人と物と金だと言うが、そのすべてを持っているのが警視庁で、しかも皇居や首相官邸など日本の中枢地域の警備責任を負っている首都圏警察だ。今回はその面子を徹底的に潰されたのだから警視庁も黙ってはいないだろう。おお、怖い、怖い。


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