22日の日経平均株価は、続伸への警戒感もあり一時伸び悩んだが、企業業績改善や追加金融緩和への期待感などもあり、前日比224円81銭高の2万133円90銭と大幅続伸。終値での2万円大台は2000年4月14日(2万330円89銭)以来15年ぶりとなる。東証1部の出来高は27億9542万株、売買代金は2兆8967億円。騰落銘柄数は値上がり1126銘柄、値下がり606銘柄、変わらず149銘柄。市場は、ITバブル期の取引時間中高値2万833円(00年4月12日)が意識されるが、短期筋の仕掛け買いによって売り方の買い戻しを誘発した面もあり、とりあえず2万円台で値固めできるかどうかが注目される。追加緩和期待がどの程度高まっているかは不透明だが、期待が先行し過ぎて結果的に金融政策の現状維持となれば、短期筋の仕掛け売りが警戒されると言う。



22日の東京外国為替市場のドル円相場は、積極的な買い材料がなく、上値を重くしている。午後5時現在は1ドル=119円58~58銭と前日比06銭の小幅ドル安・円高だった。始まりは、119円60~70銭台で推移した。午前中は日経平均株価が大幅高となったが、頭を抑えられ小幅な値動きが続いた。午後は株価が一時伸び悩んだため、ドル円も119円40銭台まで軟化。大引けにかけ、株価が盛り返すとドル円も少し値を戻したが、限定的だった。株式市場では、日銀が2015年度の物価見通しの下方修正を検討するとの報道が追加緩和の思惑を誘ったとの見方も出ていたが、海外勢の一部には緩和期待があるにしても、8対2あるいは9対1の割合で現状維持との見方が優勢とされ、外為市場で円売りは強まらなかった。他に上値追いの材料もなく、東京時間のドル円は調整売りに押され気味の展開となり、前日の米市場での上昇を帳消しにして終わった。


今日のトヨタは小幅な続伸、昨日大きく伸ばしすぎたのだろうか。三菱重工は大幅な上昇だったが、コマツは小幅に上げただけで引けている。日経平均は2万円を超えているが、実力がそれだけあるのか、疑問ではある。様々な仕掛けや期待感が入り混じっているのだろうか。



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