15日の日経平均株価は、押し目買いなどで抵抗したが、先物への売りが出て相場が崩れ、マイナス圏に沈み、前日比38円92銭安の1万9869円76銭と反落。終値での1万9900円割れは8日(1万9789円81銭)以来5営業日ぶり。手掛かり材料に乏しく、本格化する米主要企業の決算発表を前に手控え気分が尾を引いた。東証1部の出来高は19億5281万株、売買代金は2兆3229億円。騰落銘柄数は値上がり612銘柄、値下がり1137銘柄、変わらず131銘柄。市場は、TOPIXの前引けが小高かったことで日銀のETF買いは入らないとみて先物に売り仕掛けの動きが出た可能性はあるが、レンジ自体は狭い。下がりにくい一方で、日経平均2万円を前に上値も重い。決算待ちに手掛かり材料難で、指数は日柄調整になるとみていると言う。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、前日の弱い米小売売上高で売られた反動で買い戻される流れになったが、終盤は利食いや調整の売りに押され、1ドル=119円台半ばで上値重く推移した。午後5時現在は119円50~50銭と前日比36銭のドル安・円高だった。始まりは、119円40銭前後で推移。午前中は五・十日に伴う輸入企業のドル買い・円売りが優勢になったほか、中国経済指標の市場予想比下振れを受けた豪ドル売り・米ドル買いが米ドル円を押し上げ、119円70銭前後まで値を上げた。いったん緩んだが、午後は再び買われ、119円75銭近辺まで上昇。終盤は利食い売りに押された。前日発表の3月の米小売売上高が市場予想を下回り、海外市場でドル売りが強まったが、東京市場では、押し目買いが優勢になったようだ。午後のドル上昇に関しては、新年度入りで国内機関投資家の外債投資に伴う大口のドル買い・円売りが入ったのではないかと言う。しかし、米雇用統計、小売売上高がそろって市場予想より悪かったため、上値は重く、120円が近づくと利益確定売りが強まる地合いになっているようだが、今夜の米国では3月の鉱工業生産やベージュブックのほか、4月のNY州製造業景況指数も発表される。市場では、これから出る4月の指標が良好なら、3月までの総じて弱かった米指標は悪天候などの一時的な要因だったと受け止められ、ドル買いが強まるかもしれないとも言う。
今日はトヨタと三菱重工がちょっと株価を下げたが、コマツはそれよりも大きく値を下げて引けている。
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