9日の日経平均株価は、米国株式など海外市場の株高が追い風となり、一時、株価は2万円に迫る勢いで、前日比147円91銭高の1万9937円72銭と3日続伸して取引を終了、連日で終値ベースの年初来高値を更新した。東証1部の出来高は19億8784万株で、同売買代金は2兆3497億円。騰落銘柄数は値上がり786銘柄に対し、値下がり938銘柄で値下がり数が値上がりを上回った。変わらずは154銘柄だった。市場は、引き続き、大きなフシ目となる日経平均株価の2万円台乗せへの期待感と、年金資金の流入や日銀のETF(上場投資信託)買いによる下支え期待が相場を支えたと言う。



9日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤、利益確定売りなどが出て上値は重かった。午後5時現在は1ドル=120円27~27銭と前日比41銭のドル高・円安だった。始まりは、120円10銭台で取引された。実需の買いなどが入って仲値前後に120円40銭近くまで上昇したが、同水準で上値が重くなり、その後はもみ合いとなった。午後は120円20銭台を中心とした狭いレンジで推移。終盤は上値の重さを見た利益確定売りや、対ユーロでの円の上昇を見た動きで120円10銭台まで押される場面があった。日銀の金融政策決定会合やFOMC議事要旨公表を通過し、国内外ともにやや材料難の状況のうえ、ギリシャ問題などでユーロの振れが大きくなっていることも、ドル円への関心を相対的に低めていると言う。日経平均株価が2万円に乗せればリスクオンムードが広がって円売りが強まる可能性はあるが、最近の日経平均の上昇はオプション絡みのテクニカルな要因によるところが小さくないため、あまり本気で付き合ってもいられないようで、当面、ボックス相場になりやすい状況のようだ。



トヨタは今日も小幅な下落、三菱重工もさらに大きく値を下げた。MRJの遅延が響いているのだろうか。コマツだけが小幅ながら値を上げて引けている。



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