1日の日経平均株価は、前場から売り優勢で、一時下げ幅縮小傾向だったが、終盤、先物に売りが出て軟化、前日比172円15銭安の1万9034円84銭と続落。終値での1万9100円割れは3月12日(1万8991円11銭)以来ほぼ3週間ぶりの安値水準となる。東証1部の出来高は25億1031万株、売買代金は2兆9765億円。騰落銘柄数は値上がり415銘柄、値下がり1353銘柄、変わらず108銘柄。市場は、前場は益出しに伴う先物売りに値を崩し、後場は日銀のETF買いに絡んだとみられる先物買いに切り返すなど目先的な先物売買に振らされた。1万9000円割れでは、年金買いが期待され、値固めに入るのではないかと言う。
東京外国為替市場のドル円相場は、今晩のADP全米雇用報告の発表を前に終盤は様子見姿勢が強まり、上値が重い展開となっている。午後5時現在は1ドル=119円89~90銭と前日比31銭のドル安・円高だった。始まりは、120円前後で推移したが、日経平均株価の下落を眺めた売りに押される中、ストップロスを巻き込み一時は119円40銭近辺まで下落した。午後は株価が下げ渋る中で買いは入ったが、120円前後で頭を抑えられ、119円90銭前後でもみ合った。与党議員の発言による日銀追加緩和への思惑などが午後の買いを誘ったとの見方も出ていたが、思惑だけの買いとあって持続性はなかったようで、朝方の水準を超えることはできなかった。最近の米経済指標にはやや弱さが見られ、米長期金利も低迷しており、120円台で売りたい人は少なくないという。ADP雇用報告が強ければ120円台に水準を切り上げる可能性はあるものの、週末に雇用統計が控えている上、イースター前にポジションは抱えにくいようだ。
今日はトヨタが大きく値を下げた。三菱重工も少なからず値を落として引けているが、コマツだけが極めて小幅ながら値を上げているのは面白い。
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