27日の日経平均株価は、前場は値を伸ばしたが、後場には利益確定が先行し、マイナス圏に落ち込み、さらに先物売りが下げを加速し、前日比185円49銭安の1万9285円63銭と大幅続落。3月末配当の落ち分(推計110円強)を上回る下げとなった。終値での1万9300円割れは3月16日(1万9246円06銭)以来9営業日ぶりとなる。東証1部の出来高は25億6818万株、売買代金は2兆9656億円。騰落銘柄数は値上がり304銘柄、値下がり1507銘柄、変わらず38銘柄。市場は、特段の悪材料は見当たらず、先物の仕掛け売りとみられる。朝方から現物の指し値注文が売り買いともに大きく減少していたこともあり、先物の影響を受けやすかった。日経平均は25日移動平均線で踏みとどまり、押し目買いのタイミングといえる。ただ、この線を割り込むようなら調整継続の可能性があると言う。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、対ユーロでのドル買いになびく形で値を戻した。午後5時現在は1ドル=119円43~44銭と前日比81銭のドル高・円安だった。始まりは、119円20銭前後で取引され、午前中は日経平均株価がプラスに転じる中で119円40銭近辺まで上昇した。しかし、午後に入り、株価が急速に値を消すと、ドル円もやや軟化した。それでも、前日のように119円台を割る展開とはならず、夕方に欧州勢からのユーロ売り・ドル買いが強まるとドル円も値を上げ、午前中の高値を超えた。東京時間は株価の動きを眺めながら上下したものの、結局119円台前半での動きにとどまっており、はっきりした方向感は出なかった。休日前だった上、四半期末も近く、市場は、すでに一定の収益を確保した投資家や期末の資金手当が終わっている参加者は、あまり積極的に動かなかったと言う。
今日は相場が値を落としたようにトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を落として引けているが、これもやむを得ないだろう。
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