25日の日経平均株価は、過熱気味の市場に対する警戒感から利益確定が先行したが、その後、素早く切り返して、前日比32円75銭高の1万9746円20銭と反発した。投資家の買い気は根強く、日銀のETF(上場投資信託)購入、年金買いへの期待感も下支え要因として意識された。東証1部の出来高は21億4647万株、売買代金は2兆5622億円。騰落銘柄数は値上がり851銘柄、値下がり891銘柄、変わらず134銘柄。市場は、国債入札結果をきっかけに先物に売り仕掛けの動きが出たとみられ、結果的には買い戻しとともに押し目買いの流れに変わった。改めて下値抵抗力の強さを確認した格好だが、目先は週末に3月末の配当落ち分を埋められるかがポイントになると言う。
25日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、買い戻しなどが入って強含んだものの上値は重かった。午後5時現在は1ドル=119円61~62銭と前日比03銭の小幅ドル安・円高だった。始まりは、119円70銭前後で推移。一時、強含んだが上値は重く、仲値以降は伸び悩んだ。午後は116円70銭を挟んだごく狭い範囲内でのこう着状態がしばらく継続。終盤は欧州勢の買い戻しなどが優勢となったものの再び売られて失速、午前中の高値には届かなかった。年度末が近づく中での五・十日だったため実需の買いを予想する向きもあったが、午前中はむしろ調整的な売りに押され気味。しかし、今の時期、利上げを連想できる国は米国ぐらいで、中期的なドル高シナリオは変わっていないと言い、119円台半ばでは引き続き押し目買いが入った。日経平均株価は2万円が射程に入っているが、最近のドル円は株価への感応度が一段と低下しており、米金利を動かすような材料が出ないと、ドル円は動きにくいと言う。
今日のトヨタは超小幅な上昇、三菱重工も同様に小幅な上昇、コマツだけが小さく下げて引けている。
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