20日の日経平均株価は、前半は売り買いが交錯してもみ合いとなったが、後半先物に買いが入ると買いが優勢となり、年金基金の資産構成変更の情報も後押しとなって、前日比83円66銭高の1万9560円22銭と反発。終値では、今月18日の昨年来高値1万9544円48銭を更新し、再び2000年4月14日(2万434円68銭)以来ほぼ15年ぶりの高値水準となる。東証1部の出来高は21億3014万株、売買代金は2兆6800億円。騰落銘柄数は値上がり1109銘柄、値下がり612銘柄、変わらず151銘柄。市場は、なかなか下がらない。日銀のETF(上場投資信託)購入、年金買い観測も根強いが、欧州系ヘッジファンドによる債券先物売り・株価指数先物買いの動きもあり、何らかの力が働いた。配当狙いの動きとともに、配当を増やす企業が相次ぎ、売りが出にくい面もあると高値にやや困惑気味のようだ。
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤も材料に乏しく、上値が重かった。午後5時現在は1ドル=120円79~80銭と前日比17銭のドル高・円安だった。始まりは、120円70~80銭前後で取引された。午前中はさえない日経平均株価をながめながら弱含んだが、120円60銭近辺で踏みとどまり、その後少し値を戻した。午後は120円70銭を挟んだ上下10銭弱のごく狭いレンジでのもみ合い。終盤は欧州勢などから買いが入ったものの、120円80銭台ではもたつくなど勢いは弱かった。米国の6月利上げ観測は後退したものの、6月か9月か、それとも12月かといった程度の違いで、FRBが引き締め方向に進むのは間違いないと言い、ドルの下値を探るような雰囲気はなかった。しかし、材料出尽くし状態の東京市場では、値頃感からの買いは入っても、戻りを試すような動きはなく、最後まではっきりした方向感が出なかったようだ。
今日のトヨタは大きく値を上げてしっかりで引けている。三菱重工はそこそこそれなりの上昇、コマツだけがやや値を落として引けている。
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