今日はいい天気になると踏んで伊豆半島一周ツーリングに出かけた。コースは箱根新道から伊豆スカイラインで下田に抜けてそこから西伊豆を周って沼津から東名で帰って来る。伊豆半島と言うと何となく近くに思えて2,3時間で帰って来れるんじゃないかと言う気がするが、けっこう遠いし、距離もある。
去年の9月に同じコースを周った時は帰りは一国から箱根新道を降りて220キロ走った。自宅を出て箱根新道に入る。風が強い。そしてずい分と寒い。真冬でも寒いと感じなかったジャケットやパンツでも寒さがしみ込んでくるようだ。路面も日蔭は黒くなって凍結しているようだ。
山の東面にある新道はそうでもなかったが、西側に入ると凍結は顕著になった。できるだけ乾いている場所を選んだが、日蔭では全面が黒くなっている場所もある。乗って滑るのかどうか分からないが、やはり気味が悪くて速度を落とす。風もひどい。バイクが煽られる。
何とか伊豆スカイラインの料金所にたどり着くと赤い隼に乗ったおじさんがいた。年は同じくらいだろうか。東京から来たと言う。「風がひどくて気温も低い。アクアラインは怖かった。気をつけないと危ない」とか言いながら、「どこへ」と聞かれた。「下田辺りまで」と答えると、「魚狙いですか」と聞かれた。「いえ、ただひたすら走りたい」と言うと変な顔をしていた。走るだけのツーリングは珍しいのかもしれない。
おじさんが乗っている隼はフルカスタムで乗り手も黒の革のつなぎ、相当金をかけている。一足先に出ると風がものすごい。凍結もあるようだ。ゆっくりと走らせる。そうしたら後ろからさっきの隼がものすごい勢いで抜いて行った。このバイクには新道でも抜かれたが、まあいい。ゆっくり行こう。
亀石峠から先は日蔭が多くて道路がヤバそうだった。路肩には雪も残っている。風は嫌になるくらい強くて冷たい。天城高原から海岸線に降りる。海岸線に出れば弱くなるかと思った風はもっと強くなった。いい加減嫌になって帰ろうかと思ったが、伊東の先まで来れば行くも帰るも一緒だろうととにかく先へと走った。
休憩はトイレ休憩2回だけ、魚狙いどころか昼飯も食わずに走った。土肥の手前のコンビニでパンを1個かじってまた走った。土肥から山に入って修善寺道路から414号を通って東名沼津インターへ、最後に鮎沢パーキングでちょっと休憩して帰って来た。
本当にただ走るだけ、そんなツーリングでもなかなか楽しい。走行距離は330キロ、8時間のツーリングは4ヵ月半ぶりの長距離ツーリングだった。強風、寒気、路面凍結の三重苦のツーリングだったが、走ったと言う実感は嫌と言うほどあった。CB1300スーパーボルドールは乗り手の意思に素直に走る。本当にいいバイクだ。8時間、ほとんど走りっぱなしだったが、久しぶりのツーリングはなかなか楽しかった。次はぜひロングツーリングをしたい。でもあの寒さで風邪をひいたかもしれない。
追記:今日は休憩すると無性にタバコが吸いたくなった。買って吸ってやろうかと思ったが、辛うじて踏み止まった。緊張をほぐすにはタバコはもって来いのものだが、こうしてタバコを礼賛するのはやはりニコ中だからだろうか。(+_+)

● 西伊豆のどっかのコンビニで、・・。

● おなじみ鮎沢パーキングで、・・。
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