11日の日経平均株価は、前場から上げに転じたのを受けて買いが先行したが、その後はもみ合い、最後に先物に買いが入って、前日比58円41銭高の1万8723円52銭と3日ぶりに反発。買い一巡後は、手掛かり材料に乏しく、利益確定売りに押され、引けにかけて伸び悩んだ。東証1部の出来高は19億2659万株、売買代金は2兆2610億円。騰落銘柄数は値上がり939銘柄、値下がり778銘柄、変わらず147銘柄。市場は、GLOBEXの米株先物高で今晩の米国株高を期待した面もあろうが、昨日の下げ分の半分程度を戻したにすぎない。公的年金買い期待で下値は固いが、買い上がる材料も見当たらず、上値の重さに変わりはないようだと言う。



11日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、押し目買いと利食い売りが交錯し、1ドル=121円台前半でもみ合った。午後5時現在、121円26~28銭と前日比52銭のドル安・円高だった。前日の米市場で株価急落を背景にドルが売られた地合いを引きずり、始まりは、一時120円台まで押される場面があったが、その後は実需の買いなどが入って午後2時前には121円台半ばで上昇。同水準で上値が重くなると伸び悩んだが、下値では買いが入って底堅さを見せた。東京市場は、ドル円が朝安後に下げ渋り、日経平均株価もおおむねしっかりで推移するなど、米株急落直後にしては、落ち着いた雰囲気だったと言う。121円台前半での底堅さからは、押し目買い意欲がうかがわれたようだ。もっとも、前日は欧州時間に入ってドル円が失速しており、新規の材料がない中で再度上値を試すのも難しかったとみられる。日米ともにドル高・円安に対する株価の反応がネガティブになるなど、ドル円の方向性に対する雰囲気が変わってきているようで、ドル円の基調は依然上向きながらも、上げ足は鈍りやすい状況のようだ。


今日のトヨタは小幅な下落、米株の急落を嫌気したのだろうか。三菱重工も小幅な下落、コマツだけがしっかりと値を伸ばしたようだ。


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